2020.01.21
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THE MODERN AGE history.
どうも。
年末年始で自身のお店について色々見つめ直し、再確認したことを備忘録的な感じでここに綴りたいと思います。
珍しく真面目な内容。(笑)
僕が8年近く勤めた前勤務先は街中の一等地に位置しており
そんな煌びやかな場所から、敢えて現在の本町という街外れの立地を選んだかということに対する答えを自分なりにオープンしてから昨年の8ヶ月という期間探し続け、色々と発見することが出来ました。
結果から言えば、
この場所にお店を出して本当に良かった
そんな思いです。
この場所に店舗を構える際、幾つも危惧していたことがありました。
街中でしか働いたことがなく、しかも、このエリアにほぼ皆無であるアパレルというカテゴリーで成功出来るのだろうか
近隣のお店の方たちと上手くやっていけるだろうか
これまでの顧客様は引き続き足を運んでくれるだろうか
新しいお客様は来てくれるだろうか
数えるとキリがないくらいに
それでも、学生の頃からの夢だった自分でお店を持つということ
その目標に突き進むことで頭も身体もいっぱいでした。
ただ、そんな不安を拭ってくれるかの様に、この町の人たちは本当に温かく僕のお店を迎え入れてくれたことがとても嬉しくて
自分だけでなく、この周りのお店の人たちみんなと盛り上がっていければ良いなとその時に強く感じました。
THE MODERN AGEには「洋服屋」というイメージを実は付けたくなくて
というと、少し語弊があるかもしれませんが
要は洋服という概念に囚われずに、僕が良いと思った物事を発信していく場で常にありたいと
それが音楽だったり、映画(映像)だったり、アートだったり
実は何でも良くて
日本人特有の固定概念を一切脱ぎ捨ててやってやろう、と。
そして、その影響なのか分かりませんが当店にお越しくださる方は、以前の職場と違い、高校生のお客様や女性のお客様がお越しくださるケースが少し多いのかなと感じます。
あと、これは完全に僕の私的な意見ですが
センスの良い方が圧倒的に多いという事
「カッコいいお店にはカッコいいお客様が集まる」
自分はそう思って止まないので、引き続き皆様よろしくお願いします。(笑)
お店としての目標は山ほどあるのですが
目先の目標の一つとして
THE MODERN AGEに通っているという事が一つのステータス的な面を持ち合わせてくれたらいいなと思っています。
それは当店の特徴の一つとして
店内でお客様同士が仲良くなってくれている事が関係しています。
ここは実は前のお店で働いている時から密かにやってみたいなと思っていたことで
お客様との会話で度々、出てくる内容なのですが
「周りでは全然ファッションに興味のある奴がいなくて、話が合わないんですよねー」と。
だったら、ファッション好きが集まるお店にして、そこでみんなが仲良くなればいんじゃね?
と単純に考えた訳です。
思い返せば、僕が高校生の頃は、まだケータイもガラケーでSNSなんかも普及しておらず
高崎の街中にはイケてる個人店が腐る程あって
学校帰りに学ラン着たまま行き、夜遅くまでそこに入り浸って
お店のスタッフや大人のお客さん達から洋服やらカルチャーに関する知識を馬鹿みたいに教え込まれて
そうやって成長していった記憶しかありません。
それを少し思い返して見ながら
立地的に考えても、当店の立地であればある程度広いスペースを確保して、店内にはソファ、店外には喫煙スペース
これがあれば、あとは僕が一声掛ければ同世代の方たちは趣味が共通していれば勝手に仲良くなってくれるんじゃないかと考えました。
案の定、そうやって仲良くなったお客様同士が最近では都内に一緒に買い物に行ってきたり、飲みに行ったりという話を聞くと、何だか嬉しくなります。
そう。
洋服屋という機能に留まらずに、みんなにとってコミュニティースペースとしても機能するというところが特徴なんです。
いつも何も考えていない様な顔をしている店主ですが、意外と考えているところは考えています。(笑)
群馬という田舎の小さなコミュニティーではありますが
そこからいつか何か起こるかもしれないと思うと
ワクワクしますよね。
ウチに通ってくれている子の中から
将来、自分でブランドを立ち上げる子だったり、有名ブランドで働き出すという子達が出てきてくれたら最高なんじゃないかと思います。
色々と長く書きましたが
僕が今のお店で言いたいことはただ一つ
「洋服を心から好きになって欲しい」
そこに尽きます。
みんなが着ているから着るじゃなく
流行っているから着るじゃなく
自分の目で、手で、感覚でしっかり感じ取って
自分が着たいものを選ぶって本当に素晴らしいことだと思うので
それを皆さんと一緒にやっていけたら幸せです。
長々と失礼いたしましたが、、、
これから2020AWシーズンの買い付けという大きなイベントが始まるので
改めて自分自身にも喝を入れるべく書かせていただきました。
というわけで2020SSシーズンもスタートしているので
今シーズンもよろしくお願い致します。
そんな感じで
また書きますね
それでは
星野
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