2021.02.21
IHATOV
NEW BRAND “IHATOV”とは
どうも
今年一発目のブログ更新がバタバタしてこんなに遅くなってしまいました(汗
特に需要があるかと言われれば、そうではないのですが今の気持ちを書き溜めるという意味でも定期的に書こうと
重い腰を上げ、書き始めております
さて、店頭では多くのブランドが21春夏シーズンを立ち上げており
中にはすでに完納となったブランドもあるくらいです
そんな中でも、いくつか個人的に言及しておくべきブランドについて、お伝えしておきたいと思います
今回ご紹介するブランドは
今シーズンより立ち上がったばかりの新鋭ブランド
「IHATOV(イーハトーブ)」
BRAND CONCEPT
捨てられない服をつくる。
服に救われた経験を持つ3人が集まったブランド。
今の時代を生きる為に、喜怒哀楽と経年変化を楽しみ、愛着とし、最終最後まで無くてはならない服を目指す。
服を通して人を考え、様々な思想や哲学をデザインの源とする。
それは、手に取る人の人生に好天をもたらす服でありたい。
IHATOV EDEN TOKYO
それは突然にやってきました
ある時、不意に同学年という事とアパレルという同職種に身を置いており、それがキッカケで仲良くなった友人から久しぶりに着信が入り
僕は群馬、彼は都内をフィールドとして活動をしている為
密に連絡を取ったり、飲みに行ったりするような間柄ではなかったのですが
ふとしたタイミングで不定期に長電話をするような関係で
そんな彼からブランドを立ち上げたという報告と展示会の開催の話を聞くことが出来ました
正直、彼の経歴や感度の高さ、知識、センス
何に於いても彼のブランドには期待せずにいられなかったので、後日、直接展示会に足を運び
実際の商品サンプルを手にしてみましたが
そのクオリティの高さから
とても1stコレクションのブランドとは思えないくらいの完成度の高さに
思わず感嘆してしまったのを今でも覚えています
僕は義理とか情でブランドのオーダーを付けることが出来ない性分の為
ビジネスモードに入ると、目の色を変えてしまいがちでありますが
最早、それを超える作品の素晴らしさに迷わず今回オーダーをさせて頂きました
その中でも特に印象的だったのが
これらのデニムラインナップです
LOOKをざっと見た感想は
モデルが若い子を起用している事もあり
ストリートやアメカジ
自分達が過去に通ってきた
洋服好きなら、一度は経験する格好
ただ、そんなベーシックなアイテムを
現代に於ける、最高峰と呼んでも過言ではないクオリティの高さを
デザイナーの彼が中心となって
細かいディテールをヴィンテージなどを踏襲しながら
ニューヴィンテージと呼ぶに相応しい形で
新たに作り上げられたアイテム達
そんな印象を受けました
どこか懐かしさを感じさせつつも
実際の物を手に取れば
そのこだわりを隅々から感じ取ることが出来る
そんなコレクションだと、、、
学生時代に良く古着屋で安く買って
これまでも何度となく着用し続けてきたブロックチェックシャツも
彼らの手に掛かると、ここまで姿を昇華出来るのか
そんな感想でした
展示会からの帰りの電車で
ふと、彼なら作るのではないだろうかと容易に想像のついた
ブロックチェックの赤黒の配色がオーダーシートにないことを良い事に(笑
当店のコーポレートカラーで別注を一か八かで依頼してみた所
快諾をいただき、この商品が産まれました
お互いが違う道を歩みながらも
数年の時を経て
僕は自分の店を構え
彼は自分のブランドを持ち
そうして生まれた同学年の二人で作り上げた珠玉の別注アイテム
そして、このアイテムは単なるカラー別注というだけでなく
襟裏に
「Back to THE MODERN AGE」というワードをプリントしてもらいました
これは、当店に集まってくれている皆さんにとって
何年経っても、何かあった時には
この場所(THE MODERN AEG)に立ち返って欲しいという願いとこれからの希望の意が詰まっており
また、僕をはじめ、これを手にしてくれた皆さんが
洋服と共に己の原点もこの場所にあったという一つの証にもなって欲しいと思っています
襟裏のプリントがエイジングで少しずつ剥げていき
いつか自分だけのヴィンテージシャツとして存在して欲しいです
2021年の当店のテーマが正に「Back to THE MODERN AGE」なので
それにもピッタリハマった一着
クオリティの良し悪しなどについては
商品説明などからも読み取れると思うので
今回はザックリではありますが
IHATOVと僕の出会いからについて少しだけ触れてみました
これを読んで、少しでもブランドに興味を持ってくれた方がおりましたら
是非とも店頭で
商品を直接、手に取って、試着をしてみて欲しいと思います
そんな感じで
また書きますね
それでは
星野